かなり久しぶりの更新になってしまいました。
3歳後半から場面緘黙の症状がある娘も、もう小3です。場面緘黙の症状は以前にくらべてかなり良くなっています。
娘の近況(場面緘黙症がかなり改善)
学校の原級でお話できないのは相変わらずですが、支援級では家にいる時とほぼ同じくらいリラックスして過ごせており、少人数であれば発言をしたり話し合いの司会をするなど、学校の中で一言も話せなかった1年前とは見違えるようです。
また支援の先生以外の学校の先生ともお話できたり、学校以外の場所で初対面の人と話せたりなど、確実に症状は改善していると思います。
場面緘黙の症状が改善した理由についても、また自分なりに考えたことをまとめたいと思っています。
場面緘黙症にはツラい音楽会
そんなこんなで本題に移りますが、もうすぐ小学校に入って3回目の音楽会があります。
↓ちなみに小1の頃の音楽会の様子を以前ブログに書いていますが、娘にとって地獄でした。。
カーテンの後ろにずっと隠れているだけという参加の仕方。。移動の際にもステージ上で固まってしまい、本当にかわいそうでした。
そして小2の音楽会。1年生の頃の音楽会のようにならないように事前にかなりお願いしました。
演奏はステージ上では難しく、ステージ脇の客席からは見えない小部屋の中でオルガンをひくことになりました。本番でも支援の先生に近くに付いて見守ってもらいながら、移動も演奏もできました。
合唱は隣に支援の先生についてもらって、ステージに立ちました(歌ってはいません)。
小1の頃はまだ支援級に入っていなかったこともあり、適切なサポートが受けられませんでしたが、小2の頃は音楽会前に支援会議も行い、サポートの仕方を先生方としっかり話し合いました。
そのおかげで娘ができる参加の仕方を考えてもらい、本人も安心して参加できましたし、達成感も味わえたようです。
音楽会練習に参加できるようになった理由
そして今年はというと、なんと練習から普通にステージ上で参加しています。
支援の先生もたまに様子を見に行ってくれる程度で、昨年のようにずっと近くに付いているわけではないようです。
昨年、一昨年は音楽会の練習が始まると不安定になっており、練習にも普通には参加できなかったのでびっくりしています。
本人も「今年は心配なことはない」と言っています。
合奏は自分でトライアングルに立候補したらしく(クラスでは話せないため、担任にジェスチャーやうなづき、筆談などで伝えたと思われる)、トライアングルとリコーダーも普通に練習ではみんなの前で演奏しているようです。
また合唱も、「マスクの下で歌ってるんだ~」と言っていました。
今までみんなの前で楽器をひくこともほとんどできず、歌も歌ったことがありませんでした。
最近になってどんどん積極的になってきており、急にできることが増えて驚いています。そしてすごく嬉しいです(もちろん、またできなくなってしまったりすることもありますが)。
娘がどんどん変わっていっていることもありますが、今年から音楽の先生が変わり、以前の厳しめの先生からすごく優しい先生になって、娘がこの先生を大好きだということも大きいと思います。
この先生になってから、まったく何もできなかった音楽の時間が好きになり、演奏したり歌ったり普通にできるようになりました。
先生との相性もすごく大事ですね。周りの人や環境は、場面緘黙を改善していく上で本当に重要だと思います。
あとは、その時その時の症状の度合い、本人のやりたいという気持ちに合わせた対応が必要だと思います。「子どもは放っておけば成長する」という考えで放置して無理をさせるのは、積極的な子の場合はうまく働くと思いますが、場面緘黙の子にはあまり当てはまらないです(以前は私もたくさん無理をさせてしまいました)。
「子どもはこう育てるべき!」なんて、全ての子どもに当てはまるものなんてないのです。
運動会とか音楽会とか、本人の意思と関係なくやらなければいけないものに関しては、みんなと同じことをするのを目的にせず、子どもの意思や症状に合わせて「このくらいなら少しがんばればできそう」という環境を用意した上で、あとは本人に任せるのが良いと思っています。
本番はどうなるかな??
わからないですが、どのようになったとしても私は不安な顔をせず、笑顔で受け止めたいと思います。親がどーんとおおらかに構えていることも、すごく大事だと気付きました。
また音楽会本番の様子も追記します!
→【追記】音楽会本番では、リコーダーとトライアングル、歌をステージ上で練習通りにできました!
歌を歌う時に振り付けがあり、それだけは練習からできませんでしたが、あとはしっかりできて娘も楽しく参加できたようです☺
最後までお読みいただきありがとうございました!
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