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私の幼稚園選び。モンテッソーリを選んだ理由。

モンテッソーリ

 

このブログにご訪問くださり、ありがとうございます。

 

今日は、娘の幼稚園をアメリカと日本合わせて10園以上見学し、最終的に、アメリカと日本でそれぞれモンテッソーリ教育の園を選んだ私が、なぜモンテッソーリの園を選んだのか、実際子どもを通わせてみてどうだったか、など書いていきたいと思います。

 

幼稚園(保育園)選びで悩んでいる方、モンテッソーリの園に通わせてみようかなと考えている方、幼稚園変えたいなと漠然と思っている方の参考になれば幸いです。

 

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失敗からの幼稚園選び

 

今では小学校1年生の娘ですが、昨年3月までは日本のモンテッソーリ教育を行う園に通っていました。

 

そこに通う前はアメリカのモンテッソーリ幼稚園、その前はアメリカの日本人が経営する幼稚園。そして一時帰国の際は、日本の普通の幼稚園。

 

こんなふうに、色々な園に実際に通っていました。

 

娘の幼稚園については、アメリカと日本合わせて10園以上見学しました。日本に一時帰国した際に短期間通った所も合わせると、全部で5園通ったことがあります。

 

 

娘の幼稚園歴を簡単にまとめると、

 

◆2歳半~4歳半・・・アメリカにある日本人経営の幼稚園(先生は日本人と現地の人が両方)

この間、日本に一時帰国した際に、認定こども園の一時保育と私立の幼稚園、日本のモンテッソーリ幼稚園にそれぞれ少しだけ通う。

◆4歳半~数か月・・・アメリカのモンテッソーリ幼稚園

◆4歳後半~6歳・・・日本のモンテッソーリ幼稚園(一時帰国した時に少し通っていた所)

 

という感じです。

 

 

最初は、それほど深く考えずに幼稚園を決めていました。初めて幼稚園に入れた2歳半頃は、私もアメリカに行ったばかりで何もわからず、英語も話せなかったので、日本語が通じるところをいくつか見学して決めました。

 

一時帰国した際以外は、2年くらいずっとその幼稚園に通っていたのですが、先生がコロコロ変わったり、荒れている子が多かったり、人手が足りず放置されてしまったり、色々と問題が出てきました。でもなかなか幼稚園変えるのも大変だしな~と、不満がありながらもそのままなんとなく通わせてしまっていました。

 

しかし、3歳後半頃に娘が場面緘黙症(ばめんかんもくしょう※)になり、それまで通っていた幼稚園の中で給食が食べられなくなってしまったり、トイレにも行けなくなってしまったり、一人の友達をのぞいて誰とも話せなくなってしまったことをきっかけに、このままこの幼稚園に通わせていて良いのだろうか、もっと娘に合う環境があるんじゃないかと真剣に考え、Pre-K(プリケー。アメリカだと義務教育の前の年)に上がるタイミングで幼稚園を変えることにしました。

 

そして、色々な幼稚園を調べたり、見学したりして、最終的に、現地のモンテッソーリの幼稚園に通わせることに決めました。

 

今思うと、不満に思う事があってもやり過ごしてしまい、すぐに幼稚園を変えずに通わせ続けてしまったことを後悔しています。幼児期に受ける教育って、やっぱり子どもにすごく大きな影響を与えると思います。義務教育ではないし、子どもにとって悪影響になるようなら、通わせなくても良いのです。

日本にもたくさん幼稚園・保育園があると思います。都心の方だとなかなか希望の園に入るのも難しかったりすると思いますが、自分の経験からも、子どもに合った幼稚園を選ぶことはとても大事だと思っています。

これからお子さんが幼稚園に入られる方は、ぜひ色々な園を見て、お子さんと一緒に行ってみることをオススメします。そして、子どもが園に合わないと思ったら、思い切って変えることも大切かと思います。

 

※場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)・・・家庭ではごく自然に話すことができるのに、園や学校など特定の社会的場面で話せないことが続く症状で、不安症の一つ

 

モンテッソーリ幼稚園を選んだ理由

 

うちは、最終的にはアメリカでも日本でもモンテッソーリの幼稚園を選びました。

結果、選んで良かったと思っていますし、もっと早くから通わせてあげたかったなとも思います。

 

モンテッソーリ教育というと、将棋の藤井聡太さんが通っていたことで、日本でも広く知られるようになったと思います。

 

モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師で教育家のマリア・モンテッソーリが考案した教育法で、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という考えのもと、普通の幼稚園や学校のように、教師(大人)が一方的に何かを教えるのではなく、子どもの興味や発達段階に合わせて、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に用意し、子どもの自発的活動を促す、という教育法です。

 

モンテッソーリ教育の活動のことを「お仕事」といって、それぞれの発達段階に合わせた活動をします。園の中は知的好奇心が現れるような環境が整えられており、その中で子どもは、自分で自分の活動を選び、自分のリズムで納得行くまでお仕事をやり切ります。また、お互いから学び合えるよう、異年齢混合の縦割りクラスになっています。

 

なぜ私が最終的にモンテッソーリ教育を行う幼稚園を選んだかというと、次のような理由からです。

 

選んだ理由①モンテッソーリ教育の考え方に共感したから

普通の幼稚園のように、先生に言われたことを集団でやる、という活動に疑問を持っていたので、自分で選び、それを最後までやり遂げる、ということを小さいうちから身に着けられるのはとても良いなと思いました。

 

選んだ理由②「お仕事」の内容が娘に合っていそうだったから

モンテッソーリ教育の活動である「お仕事」は、手を使うお仕事が多いです。例えば、アイロンビーズ、針と糸を使った縫いさし、などなど。絵を描いたり粘土をしたり、細かい作業が好きで、集中するとずっとやっている娘には向いているのではないかと思いました。

 

選んだ理由③園の雰囲気が落ち着いていたから

実際に見学した時、他の幼稚園や保育園は、泣き叫んでいる子がいたり、走り回っている子がいたり、先生が怒鳴っていたりと、すごく騒がしい所も多く、娘はそういう場所があまり得意ではありませんでした。モンテッソーリの園は、子ども達も落ち着いていて、先生がみんなすごく穏やかで優しかったので、雰囲気も合っていると思いました。娘は場面緘黙症のため、歌やお遊戯が多いのは苦痛だろうなとも思い、静かに過ごせるところも向いていると思いました。

 

選んだ理由④それぞれの子どもに合わせた対応をしてくれるから

全てのモンテッソーリの園がそうかはわかりませんが、個別にサポートしてもらえる体制が整っており、子ども一人ひとりに目を配ってくれ、みんなで同じことを同じようにさせるのではなく、個別に対応してくれるところが良いなと思いました。

 

選んだ理由⑤異年齢混合の縦割りクラス

うちの娘は一人っ子なので、同じ年の子だけではなく、自分より大きい子や小さい子と生活する経験ができるのもポイントでした。

 

実際にモンテッソーリの幼稚園に通った感想

 

では、実際にモンテッソーリの幼稚園に通わせてみてどうだったのか、アメリカと日本それぞれの感想は次のような感じです。

アメリカのモンテッソーリ幼稚園

私の娘が通っていた、アメリカにあるモンテッソーリの幼稚園は、インド人が多いエリアにあり、先生も生徒もインド人が多かったです(日本人は娘一人でした)。あとで先生に聞いたら、インド人はモンテッソーリ教育が好きな人が多いらしく、インドにはモンテッソーリの学校が多いそうです(本当かわかりません)。

 

クラスは異年齢で構成されていて、一クラス25人くらい子どもがいたと思います。そこに、担任の先生が1人と、常時アシスタントの先生が4~5人はクラスにいたと思います。クラスの人数は多いけど、アシスタントの先生が常にいてくれるのでかなり手厚かったです。アシスタントの先生も皆ちゃんと資格を持っているそうで、すごくしっかり対応してもらえていました。また、4~5人もいれば、例え子どもが担任の先生と合わなかったとしても、一人くらいは合う先生がいます。娘の場合も、担任の先生もとても良くしてくれましたが、一人いつもとても気にかけてくれるアシスタントの先生がいて安心でした。

 

担任の先生も、娘の場面緘黙症の事や英語が不慣れな事を知って、毎日、みんながお昼寝している時に娘と1対1になって話しかける時間を取ってくれるなど、とても熱心に対応してくださいました。ちなみに、その結果2カ月後には、担任の先生の質問に小さな声でたまに答えられるようになっていました(みんなの前だとやはり話せないままでしたが)。

 

園では、モンテッソーリのお仕事の他には、朝みんなで歌を歌ったり(英語だけでなくスペイン語の歌をよく歌っていました)、外遊びの時間があったり、午前中にはスナックタイム(おやつの時間)がありました。お昼ごはんは、給食もありましたが、うちはお弁当を持って行っていました。給食の子とお弁当の子は半々くらいだったと思います。給食も、普通の給食とベジタリアン用の給食など種類があって選ぶことができるようになっていました。

 

クラスの先生以外にも、受付や事務を担当している方、校長先生など、とてもフレンドリーでいつも気軽に話すことができる雰囲気でした。日本の幼稚園や学校のように、人手が足りなくて担任の先生が色々な業務をしなければいけないということがなく、それぞれ担当の方がいるので、先生は子ども達の教育にすごく集中できているなと感じました。仕事熱心だけど、帰るのはすごく早かったです(担任の先生は3時半か4時くらいには帰っていた記憶があります)。そんな環境があるから、良い教育ができるんだろうなと思いました。

通っていた期間は短かったですが、とてもいい幼稚園でした。

 

日本のモンテッソーリ幼稚園

私が住んでいるのは田舎なので、モンテッソーリの幼稚園はあまりありませんでした。なんとか見つけて、車で毎日片道40分くらいかけて通っていました(田舎なのでモンテッソーリを知っている人があまり周りにおらず、頭おかしいと思われていたと思います)。

 

子どもは全部で10人、先生は常時2人いました。こちらも異年齢のクラスで、2歳半~6歳の子が一緒に過ごしていました。ただ、お仕事の内容は年齢によって変わってくるので、教室が2つに分かれていて、年が下の子と上の子でなんとなく分かれてお仕事をしていました。少人数だったので、こちらもとても手厚くサポートしてくださいました。

 

お仕事の時間以外は、みんなで歌を歌ったり、線上歩行(床に引かれた線の上をはみ出さないように歩く活動。モンテッソーリ教育の活動の一つで、心や身体の動きを整理し、自分を成長させる目的があるそう)をしたり、外遊びの時間もありました。行事は普通の幼稚園(保育園)ほどありませんでしたが、クリスマス会や入園式、卒園式はありました。また、娘が通っていた園は、週に一度リトミックの時間があったり、夏には小さなプールで水遊びしたり、子どもだけのミニ運動会があったり、モンテッソーリの園は体を動かす機会が少なそうなイメージがありましたが、体を動かして遊ぶ時間もありました。また、月に1回くらいは親子で遠足に出かけたりなど、イベントもいろいろ企画してくれていました。

 

ただ、少人数でアットホームな園だから、娘もリラックスして過ごせるかなと思ったのですが、緊張度合いはあまり変わらず、人数が少なくても結局幼稚園では緊張してしまうようでした。

一年ちょっと通わせていただきましたが、こちらもとても良い園でした。

 

モンテッソーリ幼稚園に通うメリット

 

モンテッソーリの園も色々あるので一概には言えませんが、アメリカと日本でそれぞれモンテッソーリ幼稚園に子どもを通わせてみて、個人的にメリットだと感じたことを挙げてみます。

 

①一人ひとりの子どもの個性を尊重して、手厚くサポートしてくれたこと

アメリカでも日本でも、モンテッソーリの園は少人数だったり、先生がちゃんと十分にいて目が行き届いており、一人ひとりにちゃんと対応してくれました。やっている内容も一人ひとり違うので、それぞれの特性や成長に合わせて対応してもらうことができていたと思います。

 

②自分で選んだことを、最後まで集中してやり抜く力が身に着いた

普通の園のように、時間で区切って決められた何かをするというわけではないので、自分で選ぶこと、そして、それに思いっきり集中して納得するまでやる、という力が自然とついたのではないかと思います。

 

③安心して過ごせる落ち着いた環境

他の園とモンテッソーリの園を両方見学して感じましたが、他の園は見学に行くと、子どもの泣き声や叫び声、先生の大きな声が聞こえたり、物を投げている子がいたりおもちゃが散らかっていたりしたのですが、モンテッソーリの園はすごく静かで、教室も整然としており、子どもも大人も皆落ち着いていた気がします。HSC(Highly Sensitive Child ※)の気質が高い娘にとっては、安心して過ごすことができました。

※ハイリーセンシティブチャイルド・・・人一倍敏感で、繊細。感受性豊かで傷付きやすい性質を持つ子。5人に1人の割合で存在すると言われている。

 

④自然とお互いの違いを認め合えるようになれた

普通の園のように、みんな同じように何かをする、ということを求められないため、子ども同士、お互い違う事を自然と認め合えているように感じました。普通の園の話を聞くと、発達障害等があったりすると園の活動にその子だけ参加させてもらえない場合があったり、何かみんなと違う事があればいじめられてしまったりするようですが、通っていたモンテッソーリの園では、子ども達が皆それぞれ違って当たり前だと理解しているようで、いじめられたりからかわれたりするようなことは一度もありませんでした。また、そのような環境で過ごしていたからか、娘が誰かの悪口を言っているのを一度も聞いたことがありません。

 

モンテッソーリ幼稚園に通うデメリット

 

では逆に、モンテッソーリの園に通ってデメリットだと感じる部分があったかというと、私の場合は特にありません。ただ、強いて言うならば、

普通の小学校(うちの場合公立の小学校)に入ったときに、初めて経験することが多い

ということです。

 

日本の場合、モンテッソーリの幼稚園は結構あるけど、小学校以降はあまりないので(アメリカだと小学校以降もあります)、小学校からはモンテッソーリではない学校に進む人が多いと思います。

 

そのため、小学校に入ったときに初めて経験するということも結構あると思います。

 

例えば、なわとびや鉄棒など、普通の幼稚園・保育園に通っていた子たちは大体みんな園でやっているのでできるのですが、モンテッソーリの園だとやらない場合も多いと思うので、小学校で初めてやることになります。

 

また、集団行動、一斉授業、運動会などの行事についても、小学校で初めて経験するかもしれません。

 

こんなふうに、普通の園でやることをモンテッソーリの園ではやらなかったりもするので、小学校に入ったときに自分だけできない、となってしまう場合があるかもしれません。

 

そうならないように、家でできることは入学前に練習しておくなどするのが良いかと思います。集団行動等については、そのうち順応もするので、それほど問題ではないと思っています。

 

そういう側面はあっても、個人的には特にデメリットだとは思わず、やはりモンテッソーリの園に入れて良かったと私は思っています。

 

どんな子が向いてる?向いてない?

 

これは一概には言えませんが、うちの娘のように、細かい作業が好きだったり、静かで落ち着いた雰囲気の方が過ごしやすい子にとっては、向いている可能性が高いかもしれません。

 

逆に、じっとしているのが苦手で元気に走り回っていたい子にとっては、静かに集中してやるような活動が多いので、もしかしたら苦痛かもしれません。

 

ただ、実際にモンテッソーリの園の中には、活発な子もいたし、おとなしい子もいました。一度体験してみて、向いているかどうか判断するのが良いと思います。

 

まとめ

 

幼稚園を選ぶ際に色々と悩み、失敗もあった私ですが、たくさん調べたり、見学したり考えたりして、最終的にモンテッソーリの園に通わせることができて本当に良かったと思っています。

ただ、どの幼稚園もそうかもしれませんが、合う子もいれば合わない子もいると思います。

また、自分が「この園に入れたい!」と思っても、子どもに合っているかどうかはわかりません。一番大事なのは、子どもが伸び伸びとその子らしく成長でき、楽しく通えるかどうか、ということです。実際にお子さんも一緒に見学してみたり、できれば一日体験などをして決めるのがベストだと思います。

園生活は短いですが、貴重な幼児期を過ごす大切な場所だと思います。

お子さんにぴったりな場所が見つかり、充実した園生活が送れることを願っています。

 

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